私の家には、4つの証明書(certificates)が額に入って飾られています。それぞれに思い出があります。
1番目は「ワイオミング名誉州民証」。最初にワイオミング州に行ったのは1956年のことで、留学期間中にCommunity Assignment(大学で学ぶだけではなく、実際にアメリカ人と生活して文化と習慣を学ぶという教育省のプログラム)としての滞在でした。その後何回もこの州を訪ね、テレビ番組などを通じて州を日本に紹介した功績に対し、時の州知事から名誉州民証をいただきました。大西部のまっただ中、人間よりも牛の方が多く、首都シャイアンの酒場には夜になると近隣の牧場からカウボーイたちが集まってくるという州のこと、この証書もきわめて特別な表現で書かれています。 The State of Wyoming Executive Department(ワイオミング州行政府)のへデイングに続き、”This is to certify that Kiyotada Tazaki is hereby appointed as a Bona Fide Cowboy on Governor Ed Herschler’s 97,914 square maile ranch known as Big Wyoming and is further authorized and empowered to wear the jangling spurs, cowboy boots and ten-gallon hat attendant to that honor and to enjoy to the fullest extent the spectaular beauties, outstanding wonders and western hospitality abounding throughout this great land outdoors. という本文があります。「あなたを本物のカウボーイと認定します」という表現が何とも大西部的です。そして最後に署名。 Given under my hand this 16th day of August 1977. Ed Herschler (Governor of Wyoming) で締めくくってあります。名誉州民になってからは、訪問すると州政府の公用車を利用する便宜が与えられました。車のライセンスプレートには州のマークである「バッキング・ホース」(bucking horse、ロデオで飛び跳ねる馬)の絵が描かれており、番号はたった一桁「5」でした。ここ久しくワイオミングを訪ねていませんが、私の懐かしい思い出のひとつです。Resize
