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最近のマスコミ報道で気になること
(1)ここ1週間(2012年9月18日~)のテレビの“トーク番組”は、同じような顔ぶれの連続でした。例えば、作家の林真理子は「はなまるカフェ」(TBS系)で、自分のことを赤裸々に語っていました。自著の『桃栗3年、美女30年』(マガジンハウス)の宣伝もしていましたが、確かに彼女は以前よりも痩せて美人になっていました。30年かければ、女性は美女になれるというのは、多くの女性には福音でしょうが、同じような話を繰り返し聞かされると少々うんざりします。

(2)タレントの綾小路きみまろもよく見かけましたが、テレビ朝日では4時間の特番を組んでいたのですから当然でした。新婚当時と40年後の夫婦の姿をからかう毒舌は大歓迎されて、中高年の多い会場はいつも笑い声に満ちているようです。フジテレビの朝の番組では、「還暦を過ぎた女性は悪口を言われるとかえって喜ぶ」という仮説を実証していました。女性の環境への適応性の一面でしょうが、特に大阪を中心とした関西の女性に多く見られる特徴のようです。

(3)このことは、一部の外国人には、「日本人は本音を言わずに笑って誤魔化す」と批判されますが、評価は分かれるところでしょう。もちろん、責任のある政治家が「笑って誤魔化す」ことをしてはいけませんが、では真面目に考えているかというとそうは思えないのです。今日(9月26日)は、自民党の安倍元総理が、決選投票で総裁に決まりました。記者会見では、派閥のことや、“三党合意”のことなど、2時間以上かけて質問に答えていましたが、どうも言い訳がましい答弁と乱暴な結論が多いように私には思えました。

(4)野田首相も安倍総裁も、細かいことへの配慮が出来ない人物です。消費税を上げることにしても、実際は大きな実施上の問題があるわけです。特に3.11 大震災の被災者たちは、まだ生活に困っている人たちがとても多いはずです。数年のうちに2回も消費税を上げられたら、消費者ばかりでなく、事務を扱う市役所や区役所の人たちにも大変な負担が生じるでしょう。おまけに、「消費税は社会保障のためにだけ使われるとは限らない」といった話が流れるようでは、政治不信は深まるばかりです。

(5)韓国の小中学校で、「日本がいかに悪い国か」ということを教えている映像には、戦争を知らないタレントたちは、「ひどいことを教えている」と非難していましたが、私などは、第2次大戦中の教育を受けていますから、他の情報を一切断たれた状況での教育がどんな不幸をもたらすかをよく知っているつもりです。それはともかく、「日本維新の会」に参加することを希望した国会議員たちは、「何とか次の選挙では当選したい」という気持ちだけで、本当に国を思う意欲があるかどうか怪しいものだと思います。小沢新党にしても、日本維新の会にしても、代表を無競争で決めてしまうようでは、信頼出来る政党とは言えないでしょう。細かい規約はいずれ決めることにはなっているようですが。

(6)9月23日の朝日新聞は、第1面に大きく、「ひらがな看板も隠さず営業 『反日』聞こえぬ街大連」と報じていました。反日デモが激しくて、警備の警官と衝突して死者が出たり、略奪、放火まで行われたりしていた直後のことです。中国は広いので、どこの地域でも同じというわけにはいかないでしょうが、大連における過去のデモ騒ぎが、反政府運動に発展した経験に懲りて、当局が取り締まりを緩めたのであろうという解説がありました。

(7)野田総理は国連のスピーチで、「日本は、法律を守る法治国家だ」ということを強調していましたが、最近の国内の事件を見ているととても法律など守られていない状況だと思います。「暴力団お断り」という掲示を出している店の関係者が殺される事件などは典型的な例でしょう。日本は正に内憂外患の状況にあるのです。どうにかして欲しいものです。(この回終り)