Archive for 5月, 2012

<英語との付き合い○23>

NHK(6) WRITING−1

 英語の4技能の中で、最も難しいのはwriting であると思う。150語ほどの日本文を渡して、それを英語にして自分で読んでもらうと、ほぼその人の英語力が分かる。後年、「英語会」で対話クラスのinstructor をつとめた時に、最初の学習会でそのようにして参加者の英語力を確認したが、ほとんどはずれたことはなかった。

 私が最初に書かされた英語ニュースは、「国後島沖で日本の漁船がソビエトの監視船に拿捕され、ウラジオストクへ連行された。」という共同通信の一報だった。今の私だと、見たとたんに、The Japan Coast Guard says a Japanese fishing boat has been captured in waters off the Soviet-held Japanese island of Kunashiri in the Northern Pacific and taken to the Soviet Far Eastern port of Vladivostok.という英文が頭に浮かぶから15秒もあれば書ける。

 ところが私があれこれ調べ30分もかかって苦心惨憺書き上げた英文は多分次のようなものだったと思う。A Japanese fishing boat was caught by a Soviet patrol ship in the sea off Hokkaido and is being taken to Vladivostok. 先ずはニュースソースが海上保安庁であることすら私には思い浮かばなかった。style bookにニュースソースを明確にすると書いてあったのを実際に直面したらすっかり忘れていたのである。また、もし海上保安庁だと気づいても、官庁名簿で 調べてthe Japanese Maritime Safety Agencyと書いたろう。これでは外国人にはどんな仕事をするところかわからない。拿捕に当たる英語は、captureのほかapprehend, seizeなどがあるが、catchしか思い浮かばなかった。それも、was caughtと過去形を使った。style bookにlead sentenceは現在形か現在完了形を用いるとあったのを見事に忘れていた。かろうじて頭に浮かんだのは“Write as you speak!”と言う原則だけだった。

 これをタイプで打ってデスクに出すと、デスクは、その紙をチラッと見て、ピリピリと破って屑篭に捨て、「共同に電話して拿捕地点と漁船は一隻かどうか聞け」と言うので電話すると「直ぐ続報を出します」とうことで、共同のスティッカーから「2隻の拿捕漁船の船名と所属漁協、拿捕地点はソビエトの主張する領海内」という記事が出てきた。さらに「漁船員は合計○○名、全員連行、死傷者はない模様」と言う続報がでて、間もなく、まとめ記事が送稿されてきた。しかし、もはや、デスクは共同の原稿を私には渡さず、ベテランのライターに「次(のニュース)に間に合うように」と言って渡した。次のニュースまで10分もなかったが、彼は5分ほどで書き上げ、次の正時に見事な英文ニュースになって流れた。モスクワでは日本の反応を注視しているはずだ。日本の国際放送はその第一報でもある。正確さと速さが絶対条件だから、私の”まがい物 ”がピリピリと破られ、ライター失格と判定されたのは当然の運命だったが、私は再び、絶望的な気分に襲われた。(M)

センター試験のリスニングテストは、(1)受験者が聞かされる内容についてあらかじめ何も知らされていないこと、(2)機械的な音声だけが一方的に与えられるだけで受験者からの質問などは許されないこと、の二つの点において実際のコミュニケーション場面でのリスニング活動とは異なっています。そして第三に、聞くことの目的が通常のコミュニケーション活動とは違っています。例として今年のセンター試験問題からQuestion No. 22を取り上げます。その音声スクリプトと、印刷された設問・選択肢は次のようです。

  You have reached ISSC, the International Student Support Center. Our business hours are Monday through Friday, 8 am to 6 pm. Stay on the line for recorded help messages. Press one for dining services and assistance for students with special dietary needs, press two for dormitory or apartment rentals; press three for Internet and telephone connections; press four for library and bookstore locations. Students with questions about part-time work on campus should call to make an appointment to see our staff at the center. In the case of a medical emergency or illness, dial 911 or go directly to the clinic. Thank you for calling. 

[問22] Which request for assistance requires students to visit the ISSC? ① Finding places to live. ② Getting food and diet advice. ③ Looking for a temporary job. ④ Receiving health and medical care.

このスクリプトは自動電話案内と思われます。実際にISSC(国際学生サポートセンター)に電話をする人は、それがどんな所かを承知しているはずです。ISSCが何であるかも知らずに電話することは考えられません。たぶん、そこから何かの情報を得たくて電話をするはずです。たとえば、そのセンターでアルバイトの口を世話してもらえるかどうかを知りたいような場合です。そこで電話帳でISSCの電話番号をしらべ、電話をかけます。すると上記の自動案内が聞こえてくるというわけです。

 ところがテストでは状況が全く違っています。受験生はISSCについて何も知らさられていません。「次の英語を聞き、答えとして最も適切なものを四つの選択肢のうちら一つ選びなさい」という指示があるだけです。そしていきなり上記の自動案内の音声が聞こえてくるというわけです。別に配布されている問題用紙に設問と選択肢が印刷されていますが、受験者はたとえそれらをあらかじめ読むだけの時間的余裕があったとしても、そこから聞き取りのヒントが得られるとは思えません。多くの受験生はまず音声を1回聞き、それから設問と選択肢を見て捜すべき情報を知り、次に2回目の音声を注意深く聞いて答えを捜すことになるでしょう。この場合には最低2回は音声を聞くことが必要です。

 これに対して、センター試験のこの同じ問題を次のようにすることができます。電話案内の音声を聞かせる前に次のような指示を与えて受験者に聞く準備をさせるならば、もっと実際のコミュニケーション活動に近いものになり、音声も1回聞かせるだけで解答が可能になるでしょう(設問と選択肢も適切なものに書き変えます)。

<音声を聞かせる前の指示> これからお聞かせする音声は、ISSCすなわちthe International Student Support Centerの自動電話案内です。あなたは今そこに電話をかけて、アルバイトに関する情報を得たいと考えています。では始めます。

このような指示は親切すぎて、問題が易しくなりすぎると問題作成者は考えるかもしれません。たしかに問題は易しくなり、正答率は上がるでしょう。しかし実際のコミュニケーション場面では、聞き手ができるだけ戸惑わないように配慮するのが普通です。リスニングテストだという理由で、そのような配慮は無用だと言いきってよいでしょうか。Question No. 22 のようなリスニングテストでは、英文を聞いて理解する力よりも、むしろ記憶力や、ディスコースの状況を判断する力などの要素が大きく結果を左右します。

 そういうわけで、センター試験のリスニング問題には実際のコミュニケーション場面でのリスニング活動とは違っている面があるので、その結果から学習者のリスニング力を判断することは難しいと思われます。センター試験のテストは改善してもらう必要があります。そうでないと、受験者をいたづらに惑わせるテストになります。市販のリスニング教材には、筆者が指摘したような問題点に配慮したものが多数出版されていますので、学習者はそういうもので練習し、自己評価に役立てるようお薦めします。(この項目終り)

“頼む人と頼まれる人”の考え方とは?
(1)“「人」という文字が互いに支え合っているように、「人間はお互いに頼り合って生きるのが人生だ」といった話はよく知られていますが、“それも時と場合によってでしょう”というのが今回の話です。

(2)日本の政界では、組閣が終わると、首相は「適材適所に有能な人材を配した」のようなことをよく口にしたものです。野田首相も例外ではありませんでした。ところが、“最も不適切な人材を選んだ”と言われても仕方がないお粗末さでした。組閣以外でも、鳩山元首相に“最高顧問”を頼むのはやむを得ないとしても、どうして“顧問”がさっさと外国へ出かけて、勝手な発言をするのを止められないのでしょうか。とても不思議です。

(3)どこの国でも、“元首脳”が来れば、“現首脳”並みの扱いをするのが外交的慣例でしょう。したがって、元首脳も発言には慎重でなければならないはずです。国外ばかりではありません。沖縄の問題でも大きな失敗をした鳩山氏が、沖縄県民に謝るためとは言え、今さら出向いて行くのを野田首相はどうして止めなかったのでしょうか。謝るならば、まず野田首相が行くべきでした。行くことは行きましたが、沖縄返還40周年の記念式典にかこつけての訪問でした。その時の記者会見は、どうも言い訳めいたもので、残された課題は山ほどあるのですが、具体的な言及はありませんでした。

(4)2012年5月20日朝の「時事放談」(TBS系、6時~6時45分)では、仙石由人政調会長代行と武村正義氏(だいぶ昔の細川内閣の官房長官)の二人が出演していました。仙石氏は、“陰の実力者”と言われている人物ですが、小沢氏のように暗い感じはなく、「なぜ消費税を上げなければならないか」「税制改革と社会保障をなぜ一体化して実施する必要があるのか」といった問題点の趣旨説明は、野田首相よりもよほど説得力があるものでした。民主党は、経験が浅い人材が多いのは確かですが、人材への“頼み方”が下手なのだと思いました。

(5)中国の盲目の人権活動家である陳光誠氏は、5月19日には無事にアメリカへ渡って、ニューヨーク大で、アメリカへの感謝と不正と闘う決意を表明しました。最初は自分だけ国外へ逃れても家族が人質にされることを恐れていましたが、中国は家族同伴で、アメリカへの“留学”を許可したようです。この問題に関する米・中の駆け引きは、外交交渉の見本として日本は見習う必要があるのではないでしょうか。中国は国内ではこの件を一切報じていないようですが、苦々しい思いで認めざるをえなかったのでしょう。アメリカは以前のような国力がないとされていても、“人権”のためには、頼まれたら嫌だとは言わない“したたかさ”がまだあるのだと思いました。「義を見てせざるは勇無きなり」(論語から)という諺がありますが、残念ながら日本の政界では死語になっているようです。

(6)中国にとって、“苦々しい思い”と言えば、北朝鮮が思うように言うことを聞かないことでしょう。聞かないどころか、中国の漁船と船員30数名も拘束して、拘留中に拷問したとも報じられています。船と船員を解放はしたようですが、日・中・米・韓・の足並みの乱れを一番喜んでいるのは北朝鮮ということになるようです。

(7)野田首相は、原子力発電の再開も、東京電力の約10%もの値上げ申請も認める方針のようですが、頼まれたら何でも引き受ける“イエスマン”では、本当に困るのは国民だということを分かって欲しいものです。(この回終り)

リスニングテストで音声を1回だけ聞かせるか、2回聞かせるかについては議論があります。センター試験のリスニングテストについて、高等学校の教科担当教員から、「すべての設問で英文を2回聞くことができるようになっているが、実際のコミュニケーションの場面では1回しか聞くチャンスがないことも多い。1回聞きと2回聞きの問題を併用することの是非について、今後検討していただきたい」という要望が昨年度出されています。入試センターのホームページを見る限り、問題作成委員会からはこの問題について検討したという報告はまだ出ていません。検討するまでは従前通りすべて2回聞きでいくものと思われます。私たちはこの問題を実際のコミュニケーション場面に照らして検討してみようと思います。

 先に結論を述べます。音声を1回だけ聞かせるか2回聞かせるかは、問題の作り方によります。これまで行なってきた入試センター試験の問題作成方式では、音声を1回だけ聞かせるやり方は採用できません。少なくとも2回は反復して聞かせることが必要です。その主な理由は、テスト場面が普通のコミュニケーション場面で想定されるものとは次の点で異なっているからです。

 第一に、実際のコミュニケーション場面におけるリスニング活動の多くは、聞き手があらかじめ話題を承知しているのが普通です。学校の授業に出席する生徒たちは、今日の1時間目の英語の授業で何を学ぶのかをだいたい知っています。今日学習することになっているテキストを予習してくる生徒も多いでしょう。そのほうが授業の理解度が高まるからです。そうすれば先生の方も、生徒の予習を前提として授業を進めることができます。また公開の講演会に出席する人の多くも、今日の講師の名前と講演のテーマくらいは承知しているでしょう。何も知らずに入場した人は、テーマを知って戸惑うことになるでしょう。

 ラジオやテレビの視聴者も、今日のこの時間の番組が何かを知っていてスイッチを入れることが多いでしょう。番組の途中で時おり地震などの臨時ニュースが挿入されることがありますが、そのときはアナウンサーが「臨時ニュースを申し上げます」という言葉で始めますから、「何があったのだろう?」と視聴者は聞き耳を立てます。そのようにしてニュースを聞くための心の準備をします。

 日常の会話においても、話題や話しのテーマはたいてい会話の当事者が選ぶものです。パーティーなどで初対面の人と話をすることがありますが、その場合には互いに自己紹介をして、あたりさわりのない話題から始めるのが普通です。見知らぬ人に突然次のように話しかけられたら誰でも戸惑うことでしょう。

   Are you training for tomorrow’s competition?

これは今年のセンター試験のQuestion No. 4の出だしですが、従来のリスニングテストの多くは、このような発話を突然聞かせて受験者を驚かすようにできています。受験者はあわてて何の話かを考えなければならないわけです。しかし考える時間はほとんど与えられませんので、あれよ、あれよという間に話は進んでしまって、全部聞き終わってから、ああそんな話なのかと分かるという具合です。先のQuestion No. 4の全スクリプトは次のようです。

   Woman: Are you training for tomorrow’s competition? / Man: Yeah, I’ve got to do better. Last time I came in second. / Woman: That’s not so bad. / Man: Yes, it is. I want to win this time.

このスクリプトは、電車の中などで男女の対話をたまたま立ち聞きし、それを基に作成したという感じです。問題作成者はそのようなものを突然聞かされる受験生の身になって考えたことはないようです。

 第二に、実際のコミュニケーション場面では、授業でも講演でも会話でも、聞き手を無視して話を進行させることはありません。授業や会話では、話し手は常に聞き手の理解を確認しながら話を進めます。聞き手が時おり質問をして話し手が答えたり、議論したりすることもあります。大きな会堂での講演会では話の途中で質問をすることは許されませんが、話し手は聴衆の反応を見ながら理解の程度を確かめることができます。ラジオやテレビは基本的に一方通行ですが、完全に聞き手を無視することはできません。いろいろな方法で視聴者の反応をしらべ、フィードバックします。ところがテストは完全な一方通行です。聞かされる話の前提となるものは何も受験者に知らされていません。「英語の対話(文章)を聞き、それぞれの設問に対する答えとして最も適切なものを選びなさい」というような指示があるだけです。受験者が試験の途中で疑問を感じても、質問はいっさい許されません。さらに第三に...(To be continued.)

<英語との付き合い○22>

NHK-(5) READING

 泊り勤務者は4人ひと組で夜の9時から翌朝10時まで仕事をするのだが、そのうち2人はニュースの編集に当たるので、出稿者は2人となるが、仕事が一段落すると1人は仮眠するから、2~3時間は1人だけで留守を預かることになる。

 時差の関係で深夜は外電が主なニュースソースだ。ニュースデスクの横にはAP. UPI. REUTERS. AFP. TASS, 新華社の合計6台のテレタイプが休むことなくニュースを流しており、大事件が起きれば仮眠者全員をたたき起こすのだが、普段は、外電を適当にちぎっては、後で日本の反響をつけて出稿するために必要なものと、捨てる(discard)ものに分類していくのが主たる仕事である。そこで、否応なく速読の技術を身につけねばならなかった。

 先輩は、速読というのは読むのではなく見るのだという。確かに、黙読していては速度は音読とさして変わらないからパッと見て内容を的確につかまなければならない。通信社の原稿は新聞向けだから、lead そのものが長いのである。速読の技術を教えるところもあるようだったが、私は自分で練習することにした。

 discardされた外電を持ち帰って、ぱっと見て内容をつかむ練習を始めた、通信社の原稿は全部活字体の大文字で書いてあるので、まずはそれに慣れる必要があった。因みに、前回説明したrewriter達が、原稿に手を入れる場合も全部活字体で、筆記体を使う外国人は見たことがなかった。練習を始めてみたものの、leadをパッと見て目を離した瞬間、何も頭に残っていない。そこで、厚紙に縦1cm、横が外電ロール紙の幅の30cmの横長の穴を開けた細長い窓のようなものを作った。これをleadの一行目に当て、それをパッと見て内容をつかむのである。この窓の縦幅を2行分、3行分と広げ、5行までいくのに半年くらいはかかったと思う。

 これをやっているうちに、各通信社の原稿の特徴も分かってきた。外国通信社にはそれぞれ得意の分野や、発信地による信頼度の違いがある。また、by lineという署名入りの原稿は、原則としてニュースには使わないが、背景や独特の分析を知る上で大変役立つこともわかった。

 速読には語彙を増やすことも重要である。知らない単語が多いと、パッと見ても意味が取れないのである。語彙を増やすには、出勤の際の電車の中で英字新聞や英字誌を読むことが役立った。夜勤が多いので電車は空いていた。先ず、Japan Times から始め、Newsweek 、Timeへと進んだ。後輩の中には、電車で英字紙、誌を読むのはなんとなく気恥ずかしいという人もいたが、とにかく電車に乗ったら、直ちに英字紙や雑誌を開いてしまうのである。そうすれば直ぐ馴れて平気になる。最初は30分で一面しか読めなかったものが、1年も続ければ3面までは読めるようになる。そうしたらNewsweekに代え、一週間の往復の電車で全部読めるようになったらTimeへ進む。3年もすれば、それも全部読めるようになる。しょっちゅう出てくる語は当然中核的な語彙になっていく。中核的な語彙を作ることが、読むためだけでなく、聴く、話す、書くためにも決定的に重要なのである。

 精読の機会にも恵まれた。NHKに入ってからしばらくして結婚したのだが、月給の半分は親元へ送っていたから、家内はやり繰りに苦悩していた。結婚祝いに我が家へ来てくれた先輩の1人が、それを知って、自分の請け負っている翻訳を数冊私に回してくれたのである。先輩は兵学校の出身で当時はNHKで唯一人の戦争記者だった。この先輩の紹介で防衛研修所(現在の防衛研究所)の研究会にも参加することが出来、自分自身も安全保障問題を少しずつ勉強していたので、翻訳には何とかとりつけたし、一冊10万円の翻訳料は本当に助かった。専門用語の訳語などは研修所の研究員に聞けばよかったが、不勉強がたたって、それ以外の部分で苦労した。とにかく辞書を引いても、どうもしっくりした訳文にならないのである。それで先輩に相談すると、日本語の辞書では駄目だから英英辞典を使えと教えてくれた。英英辞典などは教師の頃にCODをたまに利用した程度で本格的に使ったことはなかったのだが、American Heritage やWebsterを使ってみて先輩の教えの意味が分かった。とにかく、ァ、これだと思う説明に行きあたることがしばしばあった。英語開眼ということがあるとすれば、私はこれによって開眼したのだと思う。最近はWeb上の辞書でほとんど用が足りるので、狭い団地住まいのせいもあり、大型の辞書はほとんど処分してしまったが、2冊目のWebsterだけは、大切に保存してある。
辞書の編纂にかけた先人達の彫心鏤骨の努力を忘れてはならないと思うからである。(M)

 

英語のリスニング力を伸ばすにはどうしたらよいかについて、これまで、①音声トレーニングの方法、②語彙と文法力を身につける方法、③スピードに対処する方法について述べてきました。今回は英語リスニングにおける背景知識の問題を取り上げます。

 英語のリスニングは、聴き取ろうとしているディスコースや文章の話題(トピック)に関する予備知識が内容理解の鍵になります。これはなにもリスニングに限ったことではなく、リーディングの場合にもあてはまります。また日本語の場合にも言えます。私たちは自分のよく知っている話題についての話はすぐに理解できますが、そうでない話題についての話はあまりよく理解できないことがあります。これは当たり前のことのようですが、学校の授業での先生の話やラジオ・テレビのニュース報道を聞くときのことを考えると、私たちはふだん意識はしてはいませんが大切なことです。

 たとえばラジオニュースを聞いているとき、自分の精通している話題についてはよく理解できますが、なじみのない話題についてはよく分からない、または表面的に分かっても深くは理解できないのが普通です。次のAとBの二つのニュースを読んでみましょう(The Japan Times, May 8)。あなたにとってどちらのニュースが理解しやすいですか。

A)  A tornado that ripped through Ibaraki Prefecture on Sunday, killing a teenage boy and injuring dozens of people, cut a path of destruction about 500 meters wide and more than 15 km long, police said Monday.

B)  A drone attack carried out by the CIA in Yemen on Sunday killed a top al-Qaida leader on the FBI’s most-wanted list for his role in the 2000 bombing of the USS Cole warship.

おそらく、多くの人にとってAのほうが理解しやすいでしょう。日本に住んでいれば、この情報は日本語の放送や新聞ですでに熟知しているからです。それに対してBのほうは、読む場合には単語の意味をしらべたり考えたりする時間があれば何とかなりますが、聴き取るのは難しいと感じる人が多いと推測されます。その理由は、このニュースについての背景的知識が乏しいからです。CIAやFBIは知っていても、the 2000 bombing of the USS Cole warship(2000年にイエメンで起きた米国戦艦爆撃事件)を記憶している人は少ないと思われます。このニュースを聞いて「アメリカがイエメンでアルカイダのリーダーを一人殺した」ということが分かれば上出来です。このように英語のニュースでは、既知の情報については理解できても、未知の事柄については理解しにくいということは誰もが経験するところです。

 以上に述べたことから、聞いて理解する活動ではトピックに関する背景的知識をどのくらい持っているかが大きく影響します。明らかに、リスニング力の中にはそういう知識が含まれます。ですから、ニュースを聞いて理解するためにはできるだけ広い範囲のトピックに関心を持ち、それらの知識を蓄えておく必要があります。もちろん、人によって関心を持つ対象は違いますから、すべてのトピックをカバーすることは困難です。しかしリスニング力を向上させたいと思う人は、自分の関心のあるトピックを中心として、その範囲を少しずつ広げる努力をすることが要求されます。良いリスナーとは、耳に入ってくるディスコースの話題について関心を持ち、その背景的知識を話し手と共有できる人です。

 そういうわけで、大学入試などのリスニングテスト問題を作成するのは難しい仕事です。それは言語能力以外の特別な知識を見る問題になってしまわないように、細心の注意をしなければなりません。そうでないと、たまたまそれに精通している受験者が有利になってしまいます。今年のセンター試験のリスニング問題には、英語母語話者がするような日常会話がいくつか入っていていました。筆者は以前、そのような言語経験の有無がテスト結果に作用する恐れがあることを指摘しました。そして会話のディスコースならば、もっと普段の英語の教室でなされるような言語活動を取り上げるべきだと提案しました。

 リスニングの評価に関して、最後にもう一つ検討すべき事項があります。それはセンター試験がやっているような、同じ音声を2回繰り返して聞かせるのは不自然だという指摘があるからです。たしかに、たいていのコミュニケーション場面では話は1回だけ聞くものです。次回はこのことについて検討します。(To be continued.)

<英語との付き合い ○21>

NHK (4) SPEAKING自己訓練—2

 ガイド試験には受かったものの実際に観光通訳の仕事は出来ないことがわかり、方針転換して、身近な外国人のリライターやアナウンサーを計画的に活用することにした。rewriterというのは、原稿を英語の面からチェックするnative speakerである。アメリカ人が多かったが、他にイギリス人、カナダ人、オーストラリア人それにフィリピン人などがいた。私が仕事で付き合ったrewriterは50人以上にのぼる。

 私にとっての最初のリライターは、ブッシュさんというイギリス人で、長い間ジャパンタイムスの一面に顔写真入りで日本紹介のコラムを書いていたから御存知の方もいるだろう。その長身偉躯、風貌、態度から部内では、“高等弁務官”とあだ名されていた。そのほか毎年BBCからの出向者がいたが、どうも私はイギリス人とはうまが合わなかった。理由の一つはすぐ、“ the BBCでは・・・”と始めるので、“ここはBBCじゃない”と大喧嘩したこともある。これに対してアメリカ人はおしなべてnice guy で、よく一緒に酒を飲みに行ったりした。酒が入ると抑制が取れて、我ながらうまく会話が弾んだ。

 また、泊り勤務の日のアナウンサーは外国人が多く、なかでもオーストラリア放送からの出向者は、本当の意味でプロのnews readerであった。ニューススタジオの副調室で、自分が編集したニュースを彼らがメリハリのきいたバリトン調で読んでいくのを聞くのは楽しみでもあり、英語のrhythmやintonation, phrasingを学ぶのにも大変役立った。

 そこで、私は、前にこのブログに書いたベンジャミン・フランクリンの13徳の修練法にならい、彼らと積極的かつ計画的に接して対話し、その時間数や自分の問題点を専用の手帳に記録していくことにしたのである。

 とはいっても、彼らも私も仕事中なのであるから、デスクや他の部員に迷惑にならないように対話できる時間は限られている。そこで、最低の目標時間を一日15分間、毎週1時間半ときめ、さらにそれに上積みするように心がけた。まず、自分の書いた原稿の中に、わざと、問題になるような表現を使い、rewriterの意見を誘うのである。“ マツヤーマさん”という声が聞こえると”しめた”と思った。これは一種の挑発だから、時には言い争いになる。時間は限られているので、そのリライターを昼食や夕食に誘い、そこで続きをやる。こういう場合は授業料のつもりで、こちらでtreatした。うまく行くと一日30分稼げることもあった。また、泊りの晩のアナウンサーには、アナブースから出てきたところで、あまり不自然にならいようにイチャモンをつけ、reading やphrasingについて議論をするのである。

 さらに、私は当時茅ヶ崎に住んでいたので、湘南のうまい寿司を食わせるからと言って招待することもあった。ある時オーストラリア放送のアナウンサーを招待して、品川駅から湘南電車に乗った。川崎駅を過ぎる頃、彼が“Tokyo is so great ! “ と感嘆するように呟いたので、「ここはもうTokyoじゃないよ」と耳打ちすると、「ずっと家が並んでいたじゃないか。ひとつの町じゃないのか」と不思議そうな顔をした。そう言えば、メルボルンとシドニーの間には広大な原野が広がっているのだろう。そのうち彼が「茅ヶ崎の名産(specialty)は何だ?」と聞いてきた。とっさに「“奉行もなか”というのがある」と答えた時から延々と問答が始まった。「奉行って何だ」「江戸時代のpolice chief兼prosecutor兼judgeのような人物で、中でも有名な大岡越前守の知行所が茅ヶ崎にあった。一族の墓もある。」「何で大岡が有名なのか」。「三方一両損」は説明が難しそうなので、2人の女が白洲で男の子の実母であると言い争う話をしたら「だいたい分かったが、もなかって何だ」と聞くので、こんどは材料から製法、形状まで説明するハメになった。やっと終ったら、「甘いものは嫌いだから、他に何かないか」ときた。汗をかきながら説明する私の声が段々大きくなって、周りの人達は聞き耳を立てていたらしく、ここで笑い声が聞こえた。ハッと我に返ると、列車は間もなく茅ヶ崎駅に着くところであった。この日は、3時間以上稼いだ。
 
 3年あまりたって手帳に記した総時間数が300時間に達する頃、相手が外国人であるということが気にならなくなっていた。つまり、”石の上にも3年“である。これをもって、ある意味で不自然なフランクリン方式を終了することとした。フランクリン自身も、この方法が不自然であることに気づいてやめている。

 LISTENING特訓に使った時間、SPEAKING自己訓練に費やした時間を考えると、学校での学習時間だけでは、いわゆる使える英語を身につけることは全く不可能であると思う。そう思ったことが、後に「茅ヶ崎方式英語会」という成人のための学習組織をつくることにつながった。(M)

“演出とはなんだ?”という話
(1)“演出”の意味は国語辞典の言い方を借りれば、「脚本に基づく芝居やテレビの場面をいっそう効果的にするための工夫(俳優のしぐさ、照明、音楽など)」と私は理解しています。しかし、私はNHK の朝のテレビ小説「梅ちゃん先生」の演出には大きな疑問を感じるのです。その前の「カーネーション」でも、「ヒロインの糸子にナレーションをさせるのはおかしい」と批判したことがあります。

(2)私は最初「梅ちゃん先生」というタイトルを見た時は、小学校の先生の話かと思いました。実際は、第2次大戦戦直後に医者になることを目指している若いヒロインの話です。しかし、医者になるということは予告で分かっているのです。直情径行なこのヒロインは、医専を受験しても合格発表では自分の受験番号を見落としたり、入学してからは再試験の途中で試験場を飛び出したりといった行動をします。視聴者をハラハラさせるつもりでしょうが、結論がわかっていますからどうもピンときません。

(3)つまり、このドラマの演出は、ミステリー小説の種明かしを最初に書いてあるようなもので、興味が半減するのです。極めて有名な偉人、例えば野口英世のような場合は別です。彼が幼児の時にいろりに落ちて大やけどをしたり、遠く海外で勉強しながら、故郷の母を思ったりする姿などは、その後のことが分かっていても、視聴者に感動を与えます。そういう場合と、作り話(創作)の場合を混同しているように感じます。

(4)民放のテレビ画面でも、コメンテーターの話を聞く場面で、いつも背景に同じ動画を繰り返します。いかにデジタル化で編集がしやすいからといって、発言者の顔を小さくして、邪魔になる動画面を何回も背後で繰り返す“演出”は、私には理解できません。テレビ関係者には“演出”の意味が全く分かっていないと思わざるを得ないのです。しかも、司会者となると、みの・もんた、さんま、ビートたけしなど4,5名のたらい回しです。

(5)ところで、日本では入学、卒業などの演出には、“桜の花”がついて廻ります。しかも、その歴史も短くありませんから、九月の新年度開始には、学校関係者ばかりでなく、企業の関係者にも賛否両論があるようです。現在のところは反対論が強いように私は感じています。そこで、かなり視点を変えて、この問題は考えてみる必要があると思うのです。

(6)現在は、10月から、企業の求人が正式に始まりますから、卒業を半年後に控えている学生、生徒は就職活動に専念します。不景気の時には就職はとても難しく、何回も受験しなければなりません。つまり、卒業までの半年間はほとんど勉強などしないし、出来ないのです。それでも、4月新年度開始にこだわっていてよいのでしょうか。しかも、ある報道によると、せっかく就職した新人たちも半年以内に辞めてしまう率が高いとのことです。

(7)それならば、3月での卒業を一応認めておいて、あとの半年は社会人としての仕事の実習を義務づけて、いろいろな商売を経験してから正式に受験する機会を与えるということを考えてはどうでしょうか。とにかく若者世代の行動や考え方の変動が激しい時代ですから、文化とか伝統とかばかり考えるのではなく、柔軟性のある対応を実践する以外にないであろうと私は思います。(この回終り)

“演出とはなんだ?”という話
(1)“演出”の意味は国語辞典の言い方を借りれば、「脚本に基づく芝居やテレビの場面をいっそう効果的にするための工夫(俳優のしぐさ、照明、音楽など)」と私は理解しています。しかし、私はNHK の朝のテレビ小説「梅ちゃん先生」の演出には大きな疑問を感じるのです。その前の「カーネーション」でも、「ヒロインの糸子にナレーションをさせるのはおかしい」と批判したことがあります。

(2)私は最初「梅ちゃん先生」というタイトルを見た時は、小学校の先生の話かと思いました。実際は、第2次大戦戦直後に医者になることを目指している若いヒロインの話です。しかし、医者になるということは予告で分かっているのです。直情径行なこのヒロインは、医専を受験しても合格発表では自分の受験番号を見落としたり、入学してからは再試験の途中で試験場を飛び出したりといった行動をします。視聴者をハラハラさせるつもりでしょうが、結論がわかっていますからどうもピンときません。

(3)つまり、このドラマの演出は、ミステリー小説の種明かしを最初に書いてあるようなもので、興味が半減するのです。極めて有名な偉人、例えば野口英世のような場合は別です。彼が幼児の時にいろりに落ちて大やけどをしたり、遠く海外で勉強しながら、故郷の母を思ったりする姿などは、その後のことが分かっていても、視聴者に感動を与えます。そういう場合と、作り話(創作)の場合を混同しているように感じます。

(4)民放のテレビ画面でも、コメンテーターの話を聞く場面で、いつも背景に同じ動画を繰り返します。いかにデジタル化で編集がしやすいからといって、発言者の顔を小さくして、邪魔になる動画面を何回も背後で繰り返す“演出”は、私には理解できません。テレビ関係者には“演出”の意味が全く分かっていないと思わざるを得ないのです。しかも、司会者となると、みの・もんた、さんま、ビートたけしなど4,5名のたらい回しです。

(5)ところで、日本では入学、卒業などの演出には、“桜の花”がついて廻ります。しかも、その歴史も短くありませんから、九月の新年度開始には、学校関係者ばかりでなく、企業の関係者にも賛否両論があるようです。現在のところは反対論が強いように私は感じています。そこで、かなり視点を変えて、この問題は考えてみる必要があると思うのです。

(6)現在は、10月から、企業の求人が正式に始まりますから、卒業を半年後に控えている学生、生徒は就職活動に専念します。不景気の時には就職はとても難しく、何回も受験しなければなりません。つまり、卒業までの半年間はほとんど勉強などしないし、出来ないのです。それでも、4月新年度開始にこだわっていてよいのでしょうか。しかも、ある報道によると、せっかく就職した新人たちも半年以内に辞めてしまう率が高いとのことです。

(7)それならば、3月での卒業を一応認めておいて、あとの半年は社会人としての仕事の実習を義務づけて、いろいろな商売を経験してから正式に受験する機会を与えるということを考えてはどうでしょうか。とにかく若者世代の行動や考え方の変動が激しい時代ですから、文化とか伝統とかばかり考えるのではなく、柔軟性のある対応を実践する以外にないであろうと私は思います。(この回終り)

英語の話し言葉のスピードにどう対処するか——これは英語学習者が必ず直面する課題の一つです。実は言葉のスピードの問題は英語だけでなく、母語である日本語でも起こります。日常会話では、そのスピードは話者によって個人差が大きく、時にコミュニケーションに支障が起こるほどです。一般に若い人ほど早口のようです。年配者は概して遅くなります。筆者も最近では、若い人の話す言葉が速くて聞き取れないことがあります。速さだけではなく、使う語彙や語法の違いに原因があるのかもしれません。ですから、英語学習の基礎段階では、母語話者の自然な会話をモデルにすることは実際的ではありません。やはり言語的にある程度コントロールされた文章の音読やレクチャーやスピーチをモデルにするのがよいでしょう。ニュースキャスターがニュースを正確に報道しようとするときのスピードが一つの標準になるかもしれません。

 話し言葉のスピードは1分間に話す(読む)語数によって表わされます。英語母語話者が普通に音読するスピードは150~180語くらいと言われています。ニュース報道もだいたいそれくらいです。時に200語くらいで読まれることもあります。VOAのような外国人向けの放送ではやや遅く、120語くらいと言われています。声を出さずに読む(つまり黙読する)場合は音読よりも速度を上げることができますから、200語以上になります。すると、基礎段階(つまり高校修了段階)で目指す音読のスピードは180語くらいとしてよいでしょう。もちろん最初からそれができるわけではありません。120語くらいから始めて徐々にスピードを上げ、150語くらいを中間目標とし、それができたらさらに180語くらいを目指すのが実際的と思われます。1分間180語くらいのスピードで音読やシャドウイングができるようになると、その程度のスピードで読まれる英語はそんなに速く感じません。

 今ためしに、1分間に120語、150語、180語のスピードがどれくらいかを実感していただきましょう。次は今年の大学入試センター試験のリスニングテストQuestion No.21のスクリプトです。今年の問題の中では無理のない、標準的な難易度の問題です。このスクリプトを1回目に「やや遅く」、2回目は「やや速く」、3回目に「できるだけ速く」音読してタイムを測ってみてください。

     Ireland is a nice place to visit all through the year. The peak months of the tourist season are July and August, but the weather in May, June, and September is usually good as well, and hotels are not busy. Flowers are most beautiful in April and May. In October, many art festivals are held. Winter has its own appeal. You can have fantastic places all to yourself, like the beach at Roses Point near the town of Sligo. Although it gets dark early and some museums and attractions are closed, as are many hotels, this quiet season is most relaxing for some visitors.  (103 words)

 この103語のスクリプトを読むのに要する時間は、1分間120語のスピードで読むと52秒弱、150語では43秒弱、180語では35秒弱です。皆さんのタイムはどれくらいだったでしょうか。音読に慣れている人は、120語くらいで読むのはさほど難しくないと思います。学校の教室で行なう音読練習はたいてい、それくらいのスピードだからです。音読はそういうものだと思っている人は、150語では速すぎて難しいと感じるでしょう。まして180語となると、相当の練習を必要とするかもしれません。しかし無理をしてはいけません。速く読もうとして音が崩れるのではいけません。いくら速くても音はしっかりと保つことが重要です。

 いつも120語くらいのスピードで音読している人は、150語のスピードで読まれるテキストは速すぎてついていけないと感じます。いつも150語くらいのスピードで音読している人は、180語のスピードで読まれる英語は速すぎて聞き取ることが難しいでしょう。そういうわけで、英語リスニングのスピードに対処する最善の方法は、学習者自身が音読のスピードを上げて練習をすることです。その場合に心にとめておくべきことは、自分の発音器官を意のままに使えるようにするトレーニングが必要だということです。しかし、それは単に末端の発音器官を鍛えることではありません。発音器官のコントロールをつかさどる中枢は脳にありますので、結局は脳を鍛えることが重要なのです。脳を鍛えると、易しいテキストであれば、初見のテキストでも毎分150語以上のスピードで読めるようになります。皆さんは、普通の日本語ならば、意味を取りながら普通の話し言葉のスピードで音読できるのではないでしょうか。英語の音読もそれに近づくことは、けっして夢ではありません。(To be continued.)