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動詞の語形変化は現在形、過去形、過去分詞形、-ing形の4つです。これに原形(元の形)を加えると5つになります。一般動詞(注)はすべてこれら5通りの形をとることができます。たとえばtakeという動詞の変化は次のようです。

原形:take ; e.g. You should take a walk in the morning.

現在形:take or takes (主語が3人称単数のとき) ; e.g. I usually take a walk in the morning ; my brother takes a walk in the evening.

過去形:took ; e.g. I took a walk as usual this morning.

過去分詞形:taken ; e.g. My brother has just taken a usual evening walk.

-ing:taking ; e.g. He is now taking a shower.

一般動詞はすべてこれら5通りの変化をします。現在形と-ing形は、原形を知っていればほとんど自動的に作ることができます(ただし発音や綴りに注意)。難しいのは過去形と過去分詞形です。多くの動詞は次のように、原形の語尾に-ed(または-d)を付けます。それらを規則動詞と呼びます。発音に注意して言ってみてください。

<規則動詞の例>ask—asked—asked(発音に注意) / call—called—called / cry—cried—cried (綴りに注意)/ like—liked—liked / stop—stopped—stopped (綴りに注意)

英語の動詞がすべて規則動詞ならば楽なのですが、そうはいきません。不規則に変化するものも相当数あります。誰もが知っているように、頻度の高い基本的な動詞ほど不規則です。ですから、中学校では不規則動詞の変化を覚えることが学習の一部になります。どの先生も動詞が出てくると、see—saw—seenなどと生徒にしつこく言わせますが、それには理由があるのです。ただし、一度に多くを覚えようとするのは賢明ではありません。ちょっと考えても分かるように、機械的に覚えても使えなければ役に立ちません。一つひとつ時間をかけて、実際に使いながら覚えるものです。次に不規則動詞の例を4つだけ挙げます(括弧内は変化のタイプを表わします。不規則動詞の多くはこれら4つのタイプのいずれかに入ります)。

<不規則動詞の例>come—came—come (A-B-A型) / find—found—found (A-B-B型) / go—went—gone (A-B-C型) / set—set—set (A-A-A型)

ここで疑問が生じます。動詞の変化に現在形と過去形があるのに、なぜ未来形がないのでしょうか。これは考えてみる価値のある疑問です。学校で英語を学んだ方は、willを使って未来形を作ると教わったと思います。たとえばJohn will come tomorrow. のように。しかしこの文のwill comeは未来を表わしますが、comeの未来形ではありません。それは未来を表わす表現法の一部です。英語には動詞そのものに未来形という変化はないのです。ただし未来を表わす表現法はいくつかあります。助動詞のwillを使うのもその一つです。英語で未来を表わす代表的な表現法は次の3つです(日本語訳をつけましたが、日本語にもいろいろな未来表現があることが分かります)。

(a) John will come tomorrow.(ジョンは明日来るでしょう。)

(b) John is coming soon.(ジョンは間もなく来ます。)

(c) John is going to come.(ジョンは来ることになっています。)

ここまでに動詞は5通りに変化すること、その中に現在形と過去形という時制(時に関する特定の文法形式)は含まれているけれども、未来形が入っていないことに注目しました。そして未来を表現するには、英語ではいくつかの異なる表現法があることを述べました。ここまではご理解いただけたとして、次に他の動詞の変化形に注目しましょう。残るのは「原形」「過去分詞形」「-ing形」の3つです。

まず原形ですが、それはどういう場合に使うのでしょうか。その答えは簡単です。原形の動詞が使われるのは次の4つのケースです。英語を少しでも知っている人はすぐに「ああそうか」と納得されるでしょう。よく分からないと思う人は、もうしばらく英語を使う経験をしてからここに戻ってください。

①命令文で:e. g. Come here. / Be a good boy.

②疑問文・否定文で:e.g. Did you see Mary? / No, I didn’t see her today. / She doesn’t come here on Sunday. / Don’t bring her here.

③will, canなどの助動詞の後に:e.g. John will come today. / Can you join us?

③to不定詞を作る:e.g. I’m glad to meet you. / I want to go shopping today.

次に過去分詞形はどういう場合に使うのかを見てみましょう。これも過去分詞形を実際に使ってみたことのある人は簡単に理解できるでしょうが、そうでない人にはチンプンカンプンかもしれません。分からないところは経験を積んだ後で分かるようになります。心配は無用です。必ず分かるようになります。過去分詞形の主な用法は次の4つです。

①「have+過去分詞形」で現在完了形を作る:e.g. John has finished the work. / I haven’t seen him yet.

②「be+過去分詞形」で受動態を作る:e.g. The door was broken. / We were surprised.

③「~される(た)」という意味の形容詞を作る:e.g. a broken door(壊されたドア、壊れたドア)/ spoken language(話される言語、話し言葉)/ We found all the windows broken.(窓がすべて壊れていた。)

④いろいろな分詞構文を作る:e.g. Extremely tired, I sat down on the grass.(とても疲れたので、芝生に腰をおろした。)

最後に-ingとはどういう場合に使うでしょうか。主として次の4通りのケースがあります。

①「be+-ing形」で進行形を作る:e.g. I am taking a walk. / John is swimming.

②「~している」という意味の形容詞を作る:e.g. the rising sun / my friend living in London / We saw a man running out of the door.(男がドアから走り出すのを見た。)

③いろいろな分詞構文を作る:e.g.  Hearing the news, we panicked.(その知らせを聞いて、我々はパニックになった。)/ The bus started at midnight, arriving in Tokyo early in the morning.(パスは真夜中に出発し、朝早く東京に着いた。)

④「~すること」という意味の名詞を作る(動名詞と呼ばれる):e.g. Reading books is my favorite pastime. / My father’s hobby is swimming.

(脚注)動詞の中には特殊な形態と機能を持つものがあります。それらはbe動詞 (am, is, are, was, were), have動詞(have, has, had)および do, does, didです。これらは否定文や疑問文を作るときに一般動詞(普通の動詞)と違っていたり、他の動詞を伴って助動詞の働きをしたりします。これらを「特別動詞」(または「変則動詞」)と呼ぶことがあります。