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副詞句の形態は比較的に簡単であることを前回学びました。それは前置詞句か、そうでなければ前置詞のない語群か(名詞句のような形をしているものが多い)のいずれかでした。学習のポイントになるのはむしろその機能(文中での働きと使い方)です。そこでまず「時を表わす副詞句」「場所を表わす副詞句」のように、それらの表わす概念の種類によって副詞句を分類し、それぞれの代表的な使い方の例を挙げることにします。

<時を表わす副詞句>年月や日時を表わすときに注意すべきなのは前置詞です。たとえば「私は7 月1日の午後3時に彼と会う約束をした」を英語にするとどうなるでしょうか。きちんと書こうとするとけっこう面倒です(注1)。まず「時間にはat」「日付にはon」「月・季節・年にはin」と覚えてください。また「午前に」「午後に」「夕方に」の場合はinですが、「夜に」はatになります。

◆  atが使われる例:at 7 o’clock / at 7 a.m.(注2)/ at 5:30 p.m. / at Christmas / at night

◆  onが使われる例: on Saturday(s) / on July 18(th) <米>; on (the) 18th (of) June<英>/ on New Year’s Day / on my birthday

◆  inが使われる例: in the morning(s) / in the afternoon(s) / in the evening(s) / in August / in (the) summer / in 1995 / in the 1990s(1990年代に)/ in the 20th century

◆  前置詞が不要な副詞句(注3): this morning (afternoon, evening) / yesterday morning (afternoon, evening) / tomorrow morning (afternoon, evening) / tonight / last night / tomorrow night / this week (month, year) / last week (month, year) / next week (month, year)

<場所を表わす副詞句>場所を表わす前置詞句ではat, in, on, toがよく使われる前置詞です。基本的な区別は下記のようです。これらの前置詞の基本的な使い方は中学校の授業で教わったはずですが、その区別をあまり意識しないで過ごしてしまった方もあるかもしれません。ここで復習をしておきましょう。

◆  atの使い方(小さな点として感じられる場所に使う):Who is that girl standing at the door?(ドアのところに立っている女の子は誰ですか。)/ We arrived at the airport just in time.(私たちは時間ぎりぎりに空港に到着した。)/ I’ll be at home tomorrow afternoon.(明日の午後は家にいます。)

◆  inの使い方(広がりの感じられる場所に使う):They used to live in Kyoto.(彼らはいぜん京都に住んでいた。)/ There are lots of universities in the suburbs of Tokyo.(東京の郊外には沢山の大学がある。)/ About a hundred foreign students are enrolled in this university.(この大学には約100人の外国人学生が在籍している。)Cf. Both my sons are at university.(私の息子は二人とも大学に行っている。)

◆  onの使い方(何かに接触している場合に使う):I saw a small dictionary on his desk.(彼の机に小さな辞書がのっているのを見た。)/ She kissed me on the cheek.(彼女は私の頬にキスをした。)/ A new hotel was built on the site of the old one.(古いホテルの跡に新しいホテルが建った。)

◆  toの使い方(「~へ、~まで」という方向や到達点を示すのに使う):I walk to my office every day.(私は毎日オフィスまで歩く。)/ He is going to Canada this summer.(彼はこの夏カナダに行く。)/ There are mountains to the west of Tokyo.(東京に西の方には山がある。)

<目的や理由を表わす副詞句>時や場所を表わす副詞句と並んで、「~のために」という目的を表わす副詞句が非常によく使われます。たとえばWhy do you learn English? と尋ねられて、あなたはどう答えますか。いろいろな答えが予想されます。3つばかりありそうな答えを挙げてみましょう。

(a) I learn English in order to be able to communicate with foreign people I may need to talk to somewhere. That’ll be a lot of fun.

(b) Because I like to read English novels. I know they have a great tradition of literature in Great Britain. I have some English novels I wish to read in the originals.

(c) Just to kill time. As a school kid I didn’t like to learn English, but they forced all of us to learn it as a school subject. Thanks to that, however, I’ve got the ability to read easy English. I enjoy looking over foreign magazines or leaflets I find in bookstores.

上の例から、私たちが内容のあることを表現するためには、副詞句の研究からさらに進んで、より複雑な構造を作る副詞節の学びが必要になります。(To be continued.)

(注1)「私は7月1日の午後3時に彼と会う約束をした」に相当する英語は、 “I promised to meet him at 3 p.m. (on) July 1st.” [米] または “I promised to meet him at 3 o’clock on the afternoon of (the) 1st of July.” [英] が代表的な表現です。なお、in the afternoonがon the afternoonとなっているのは、特定の日(この場合は1st of July)の午後になっているからです。

(注2)at 7 o’clock a.m. (p.m.)とは言いません。またa.m. / p.m.は、最近ではam / pmと書く人が多いようです。

(注3)時を表わす前置詞の不要な副詞句」は非常に多く、日常生活での対話でも頻繁に使われます。したがって英語学習者は、前回に挙げたものも含めて、そのような慣用表現にできるだけ習熟している必要があります。