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(1)衆議院議員の選挙中ですから、政治問題を避けて、日常の報道やCMで、疑問に思うことを考えてみることにします。まず取り上げたいのは、“過払い金”に関するCMです。利息だけでも数百万円の“過払い”をしている人が大勢いるようです。何か事業を始めようとする人であれば、かなりの額の借金をすることはあり得ることでしょう。

(2)私は金融業のことは全くの素人なのですが、金を借りた人はその時に、「利息が高過ぎる」と思わなかったのでしょうか?ニュース報道では、「無許可で金融業を営んだり、高額の利息を要求したりして警察に捕まった」といった事件を耳にします。後から“過払い金”を戻すことは犯罪とは関係ないのでしょうか。

(3)人によっては数百万円の“過払い金”を受けとれる場合がるようですし、ラジオやテレビでひっきりなしにCMを流して、なお儲かる団体などが存在しているとは、私には理解出来ません。間もなくこの手続きは終了するようですが、犯罪に近いようなこのことに時効があるのでしょうか?

(4)事件報道と言えば、「どうしてそんな地位と年齢の人物がすぐにばれるような犯罪を犯すのか?」という疑問を感じることがよくあります。例えば、海上自衛隊の隊員が、部下をいじめて、自殺に追い込むような事件もありました。“パワハラ”や“セクハラ”に関係する事件は毎日のように報道されています。こんな状態では、日本民族はいずれ自滅してしまうでしょう。

(5)報道についてのこのような悲観的な見方については、「真面目に職務を果たしている人のほうがはるかに多いのだから、そんなに悲観的になる必要は無い」と反論されるかも知れません。そういう反論をされると、私は小学校6年生の時に先生から教わった「朱に交われば赤くなる」という諺を思い出すのです。

(6)その男の先生は、習字の時間に生徒の文字を添削する時に使用する朱色の筆と水を入れた容器を取り出して、「いいかな、皆はこの水のようにきれいで、悪いことなどしない生徒だ。でもそこにこの朱色の筆を入れると、はら、すぐに全体が赤くなるだろう」と言われてクラスを見渡しました。

(7)先生はさらに続けて、「クラスに一人でも悪い生徒がいると、皆が悪くなる」ということを分かりやすく説明してくれたのです(“朱に交われば・・・・”の諺は他にも解釈があるようですが)。私にはこの恩師の説明が強く記憶に残っています。政治家は一人でも悪い奴がいればその影響は計り知れないと思います。国民は何事にも批判精神をもって対処する必要があるのだと思います。

(8)この1週間は、珍しく4種類の新聞を読みました。私は1紙をほとんど全部読みたいほうなので、同じ新聞を購読していません。たまたま今週目を通したのは、「朝日」、「読売」、「東京」「毎日」の4紙です(ざっと目を通しただけで、全部は読んでいません)。新聞も、テレビの番組がいかに視聴率を稼げるかに夢中であるように、販売部数を伸ばすことに懸命のようです(売れている新聞が良い新聞とは言えないでしょうが)。

(9)以上の4紙をあえて“右”か“左”か、で分ければ、最右翼に「読売」が来て、最左翼に「東京」が来るようです。他の2紙はその中間でしょうか。本来、ジャーナリズムというものは、“公平”を旨とすべきものでしょうが、完全に公平を保つのは不可能だと思います。どこまでを新聞社の個性として認めるべきかは読者が判断すべきことだと思います。普通の家庭では、何紙も購読する余裕はないですから、ラジオやテレビなど他のメディアを活用して、なるべく視野を広げたいものです。

(10)娯楽性というものも無視できません。連載小説や4コママンガ、時事漫画など興味をそそられます(連載小説などは購読していないと継続して読めませんが)。それにしても、毎日1紙だけを中途半端に読んで捨ててしまうというのは、もったいない話だと思います。しかし、都会から離れた山間部の地域などでは、配達してくれるだけで有難いと言わざるを得ないでしょう。現実には、“情報量にも格差が生じている”のが現代社会だと思います。

(11)書物と同じで、新聞も電子化されつつありますが、便利なようで問題の多いのが“デジタル化”です。“便利さだけに頼ると人間はバカになる”ことも自覚しておきたいと考えます。(この回終り)