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(1)歳末選挙でも大勝した自民党安倍政権は、数百兆円にもなる補正予算を閣議議決定して、“安倍ノミクス”の続きを進めようとしています。“ハロイーン”から、“クリスマス”、“お正月”とお祭り騒ぎの好きな日本国民は、この機会にお金を使うのは確かです。“安倍ノミクスが目指す「金銭の好循環」は起こるのでしょうか?

(2)一方では、暗いニュースも続いています。最大のものは、アメリカとロシアの対立です。安倍首相は重大な決断を迫られていると思います。すなわち、アメリカに味方をすれば、「北方領土返還」の話は、更に遠のくでしょうし、アメリカが北朝鮮を再び「テロ支援国家」に指定すれば、そして日本がそれに賛成すれば、日本の拉致者帰国交渉は大きく阻害されることになります。

(3)危険はそれだけではありません。オーストラリアで自爆テロが起きたように、“イスラム国”との対立は、日本国内でのテロ事件を招く可能性が大きいのです。安倍首相は今こそ国民に「集団的自衛権」がどういう危険性を含んでいるかを詳しく説明すべきだと思います。

(4))韓国の美容整形病院では、患者の居る手術室で院長が誕生パーティを開き、国内で非難されています。問題は韓国だけに留まるものではなく、欧米諸国から見れば、東洋人は“無知な民族”ということを印象づけることでしょう。中には、東洋人を軽蔑し、人種差別的な偏見を抱く白人もいると思います。かくして、東洋と西洋の相互理解は益々不可能になっていきます。

(5)“今年の漢字”は「税」と発表されましたが、私は納得出来るものと思いました。もう1つ選ぶとすれば、「乱」を加えたい心境です。世界いたるところで「反乱」が起きた1年でした。しかも、これは来年も続くことでしょう。

(6)首都圏関係のニュースを聞いていると、「~線は、人身事故のために全線で運転を見合わせています」といった報道が毎日のように聞かれます。鉄道事故の原因は様々ですが、自殺によるものが多いとされています。

(7)そこで、日本人の自殺は本当に多いのかと思って調べてみましたが、この統計は順位を出すのが難しいようです。同じ国の中でも、宗教的信条によって大きな差があるからです。カナダなどは、国としての自殺率は低いいのですが、イヌイットなどの原住民は多いとされています。イスラム諸国のように、宗教的信条から自殺を禁じているところもあります。

(8)私は、「いじめによる自殺」とか、「親の虐待による自殺」のようなものはもっと積極的に防止策が講じられるべきだと思います。「景気を良くすること。この道しかない」と考えているような安倍政権の下では、特に若者や子どもたちに生きる希望を与えられないと思うのです。

(9)東京駅で記念切符を売り出すということで、何千人という人が集まったために大騒ぎになったことについて、様々な批判がありました。私は「記念切符を求めること」にしか希望を見出さない人々にむしろ同情したくなりました。

(10)「趣味に生きる」といった平和で、落ち着いた生活さえしにくい日本の現状はやはりどうかしていると思います。2015年は少しはマシな年になることを祈りたいのですが。(この回終り)