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タレント司会者(続き)
(1)(その3)の続きで、「タレント司会者」のことを書きます。「タレント司会者を挙げるなら、みの・もんたは、抜かせないでしょう」とある人から言われましたが、私が好きな司会者ではありませんから取り上げませんでした。彼は2年前まで、20年間の長寿番組だった「思いッきりテレビ!」(日本テレビ系)の司会者として、食品などの選び方から、摂取する方法や時間などを事細かに宣伝していました。

(2)スタジオにいるご婦人方を「お嬢さん」と呼んでくすぐり、評判を上げ、この番組で取り上げられた一部の食品は、その日の夕方には売り切れになるほどでした。しかし、批判もありました。栄養価や食べる時間などは科学的な根拠がない、というわけです。インターネットには金銭にまつわる悪口も書かれています。とにかく、あく(悪?)の強い司会で、なんでも自分の手柄のように自慢するので、私は好きになれません。

(3)長寿番組の司会者では、黒柳徹子を挙げたいと思います。「徹子の部屋」(テレビ朝日系、1976~)はまだ続いていますが、彼女は気を遣う人で、若手の芸人でもバカにしたりせずに、よくその言い分を聞いているように思います。ただし、「笑っていいとも」に出演した時は、番組終了時間までしゃべり続けたという武勇伝があります。9月22日は、ゲストが江守徹でしたが、馴れ馴れしい口のきき方でした。それもそのはず、江守徹とは同年輩で、文学座の研修生として同期だったとのことです。

(4)黒柳徹子といえば、わが田崎清忠さんが、テレビ英会話の講師として共演されたことがあり、確かニューヨーク案内の場面でした。日本のスタジオで撮影したものと、実際のニューヨークのフィルムをうまく合成していたと思います。「黒柳さんは画面に映らないところで、しきりに周囲に手で合図を送っていた」と後で田崎さんから聞いたことがあります。

(5)「めざましテレビ」(フジテレビ系)も17年目を迎える朝の長寿番組で、NHK から来た大塚範一アナウンサーが中心になって進行しています。大塚アナウンサーも画面から受ける印象ではとても優しい感じで、気を遣っているように見えます。しかし、某週刊誌によると、実際は若いアシスタントやタレントなどを怒鳴りつけることがあるようで、「人は見かけによらない」が当てはまるようです。私たちは、周囲の友人や知人のすべてを知ることは不可能で、ましてやテレビ画面で見る人物の実態を知ることはとても困難です。視聴者は、そういう限られた情報にしか接していないということを自覚しておく必要があるでしょう。

(6)現在は不景気だと言われながら、海外の俳優や歌手が来日すると、成田空港には何千人ものファンが詰めかけて、その状況をテレビが繰り返し放映するなどとても尋常とは思えません。他の人たちがするようにしたい、という日本人の付和雷同性は偏った世論を形成してしまうでしょう。注意したいものです。(この回終り)