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「テレビ漫画 [アニメ] 」
(1)戦後間もなく新聞の4コマ漫画で親しんできた私には、「サザエさん」(フジテレビ系)は見やすいテレビ漫画です。サザエさん一家については、マニアが様々な研究をしているようですが、私はマニアではありません。ただ作者の長谷川町子さんが漫画のモデルとしたと言われる東京の世田谷区桜新町に、若い頃の勤務校が近かったので、親近感があります。

(2)現在のテレビ漫画では、30分間で3本の話にまとめていますが、どれも主役は弟の“カツオ”になっていて、“サザエさん”の面白さが生きていないように感じます。主題歌にあるように、「はだしでドラネコを追いかけ」たり「財布を持たずに買い物に出かけ」たりといった“愉快さ”が不足な点が私の不満です。同じ曜日に直前に放送している「チビマル子ちゃん」も、1990年から始まった人気のアニメですが、目つきの変化がちょっと異様な感じを与えます。そこが面白いという人もいますし、子どもの心情をよく捉えたストリーにはファンが多いようです。

(3)年を取ると全体的に視力が弱くなりますが、特に動態視力が衰えます。したがって、ディズニーの漫画でさえ、動きが早くてわずらわしく感じることがあります。宮崎駿のアニメは、動きに緩急があるのと、発想が面白いので、どれも楽しむことが出来ます。『となりのトトロ』などは大好きですが、『千と千尋の神隠し』はあまり好きにはなれませんでした。これはきわめて主観的な好みの問題です。

「3D画面」
(1)最近は家庭用テレビでも、3Dで見られるものがあるようです。でも、私は家庭用にはハイビジョン(Hi-vision は和製英語→high-definition TV)程度でよいと思います。昔から画家は、平面のカンバスに3次元に見える絵を描いてきました。それで見る方も想像力を刺激されましたから、それで十分ではないでしょうか。視聴者の主体性をもっと尊重するような番組制作を心がけてほしいものです。ちなみに、3-D は three-dimensions/ three-dimensional (三次元 / 三次元の)の略語で、特に形容詞の場合はハイフンをつけるのが普通のようです。

(2)昭和 30 年代には、日本でも、「シネラマ (Cinerama)」という立体感のある画面の映画が上映されました。設備に費用がかかるので上映館は限られていましたが、世界の景勝地、特にナイアガラやビクトリアの瀑布の音と映像は思わず息をのむほどの迫力でした。劇映画がつくられる前に姿を消してしまいましたが、この「シネラマ」という用語(商標)は、今の3D用の映画やテレビ番組にも継続使用されているようです。

(3)IT の進歩は必ずしも一般市民の便利さには貢献しない点がありますが、デジタル放送では、耳の不自由な人のために「字幕」を出せることなどは長所の1つでしょう。目の不自由な人には副音声による場面の解説も出来ます。アナログ放送の廃止が来年に迫って、最近の警告メッセージは何か脅迫めいた感じさえします。もっと前から、デジタル放送の利点を納得させるような親切な説明がなされるべきだったと思います。(この回終り)