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「気になる“パフォーマンス”」のこと
(1)ここで使う“パフォーマンス”は“演技”などではなく、“ちょっと目立つ“言動”くらいの意味です。人気のある「笑っていいとも」(フジテレビ系)も、新しさを出そうとあれこれ工夫はしていますが、「苦戦中」とみなしてよいでしょう。水曜日のレギュラー爆笑問題の“太田光”は出しゃばり過ぎです。タレントは誰でも自己顕示欲が強いものですが、太田光には、かつて日本テレビ系で政治家を相手に論戦をしていた頃の知性のかけらも感じられません。大声でちゃちゃを入れるだけで、まったく無用です。

(2)子役タレントの使い過ぎも目にあまります。芦田真菜ちゃんなどは、出なくてもいい大人のバラエティにまで引っ張り出されて、「かわいい!」という周囲の歓声に笑顔を見せています。その陰で儲けをたくらんでいる大人たちがうごめいているのが見える気がします。「可愛い」と言えば、特にフジテレビに多いのですが、小さな動物が出てくると、歩くたびに“ピコピコ”といった音を加えるのです。1回くらいならともかく、何回も繰り返すのは反対です。

(3)地震速報もテレビ画面ではわずらわしい感じがすることががあります。ドラマなどの良い場面が壊れてしまうのです。テレビでは文字表記ができますから、ラジオのように番組を中断しなくてすみますが、震度1や2の地域名まで報じる必要があるのかなと疑問に思います。テレビの種類によっては、またはケータイでも、特定な地域の情報を呼び出せるわけですから、そういうメディアの普及をもっと図るようにすべきでしょう。

(4)地震予知の速報はほとんど見なくなりましたが、9月頃に、まだ若いNHK の女子アナが放送中に、緊急予知放送が出てしまいました。彼女がかん高い声で、「地震が来ます。あわてずに身の安全を確保してください」と繰り返しても、落ち着くのが無理な気がしました。また、終わった地震を報じるのに、画面が揺れている映像をニュースなどで何回も繰り返すのは必要ないでしょう。被害の出た地域を映す場合は別として、冷静に報道すべきだと思います。

(5)裁判の中継もおかしいことがあります。小沢一郎元民主党代表が強制起訴された最初の裁判では、フジテレビでは、女子アナが息を切らせてマイクの処へ来て話し始めますから、日本語もでたらめでした。「被告は裁判官の方へ見ながら、黙って聞いていました(←裁判官の方へ目を向けて…)」といった調子です。NHK はそういう中継をせずに、刻々入る情報を整理しながら、スタジオから静かに報道していました。私としては、こちらに軍配を上げたくなります。とにかく、デジタル編集が出来るのをいいことに、視聴者のことを考えない画面の提示は猛省してもらいたいものです。(この回終り)