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「大学生の就職問題」で考えること
(1)先週の土曜日(2012年3月17日)に早朝のラジオを聞いていましたら、「大学を卒業して就職をした者を3年間くらい追跡調査したら、半分くらいが辞めていた」というのです。高校卒で就職した者は、40%がやはり辞めているようです。その後の詳しい報道は見そこなったのか、辞めた理由などはよく分かりませんが、深刻な社会問題だと思います。

(2)雇う会社のほうも、「どうせすぐに辞めるだろう」といった考えで、アルバイトとか派遣社員とかですませているとしたら、働くほうもやる気になれないと思います。“デフレスパイラル”に似たような悪循環です。政治家は、「まず雇用を増やす」ということをよく言いますが、今の若者は、仕事を与えるだけではダメなのです。なぜなら、その背景には、親の育て方、学校教育のあり方などの大問題が隠れているからです。

(3)大都市の各地にチェーン店を展開している飲み屋の「和民(わたみ)」の社長は、テレビでもよく発言していますが、「私のところでは、学歴、性別、年齢などを問わず応募者を受け付けます。本当に“やる気”があるかどうかは、面接で判断します」と言っていたことがあります。この社長は、渡邊美樹(わたなべ・みき)という名前で、その頭文字を取って、「わたみ(和民)」という店名にしたようですが、商売のことだけではなく、社会問題、政治問題などもよく考えている人物だと思います。東北の被災地の復興についての発言など注目に値すると思います(「和民」ホームページ参照)。

「小沢裁判問題」で思うこと
(1)衆議院議員小沢一郎氏の裁判が結審して、判決は来月(4月)にも出るとのこと。小沢氏は最終弁論で、「この裁判は、政治家小沢を抹殺するための検察の暴挙であり、民主主義の破壊である」と反論をしたと報じられています。私ならば、「民主主義を破壊してきたのはお前ではないか」と言いたいところです。一方では、検察が“勇み足”から大失敗をして、この件を余計に複雑にしているのも確かです。

(2)議員が自分のお金で土地を買うことは、正直に申告すれば違法ではないのは分かります。しかし、これまでの報道によると、彼は自分の金だと言いながら、それを担保に銀行から借りたように見せかけたり、五億円と言われる大金の動きを「秘書に任せていて知らなかった」と発言したりして、言うことが揺れているのです。野党からの証人要請には民主党が応じようとしませんし、「どうなっているのだ」という国民の不満は募るばかりです。

(3)裁判の進行中は、議会の証人喚問に応じたとしても、「裁判の結果に影響するので、その質問には答えません」と逃げられてしまうでしょう。前にもそういう例がありました。したがって、判決が出たならば、国民の疑念を晴らすために正直に説明責任を果たしてもらいたいと思うのです。(この回終り)