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“便利さの拡張”と“権利のグローバル化”の問題のこと
(1)上記の用語は私のものなので、徐々に説明していきます。毎日新聞(2012年3月25日)はトップで報じていましたが、インターネットでグーグルを使用してある人の姓だけを入力すると、その姓の人物がフルネームでぞろぞろと並べられるのです。そして、その人の職業まで分かってしまうのです。これは「サジェスト機能」と呼ばれるもので、私の言う“便利さの拡張”です。

(2)しかし、“便利さの拡張”は、何らかの危険を伴うものです。車やケータイがその例です。ある人物が、グーグルの「サジェスト機能」によって、何か大きな犯罪に加担したかのような中傷記事と結びついてしまい、その結果、職を失い、その後も就職が出来なくなってしまったのです。そこで、日本の裁判所に訴えた結果、グーグル側の“プライバシー侵害”と認定されて、勝訴したのです。

(3)しかし、米国のグーグル側は、「この裁定には従わない」と主張しています。これを“権利のグローバル化”と私は呼びたいのです。グローバル化は、経済問題などでは良い点もありますが、インターネット上のこととなると、その影響は1つの国に留まらなくなって、とても複雑になります。中国による自国の権利は認めて、他国の版権は無視する判決も、問題の質は違いますが、グローバル化に伴う問題と考えてよいでしょう。

(4)毎日新聞は、ネット上の問題に詳しい弁護士の「国際的な法の整備が必要」という趣旨の発言を載せています。国際的に関係する法律の改訂など法務省の役人にはやる気がないでしょうし、消費税の値上げばかり考えている野田総理には、国際問題の処理には頭が廻らないでしょう。結局損をするのは国民ということになりそうです。

前回の「世相を切る!」について
(1)前回は、いつも批判や暗い話しばかりではいけないと思って、和民の会長(私が“社長”と書いたのは間違いでした)のことに言及しました。その直後に、友人や知人から、「彼は信頼出来る人物ではないようだ」とか、「元従業員の不慮の死亡について、裁判で有罪判決が出て賠償を命じられた」といった情報が寄せられました。それで、ホームページを見ようとしましたが、「このページは削除を検討中」といったメッセージが出て読めませんでした。やはり問題があったのだと思いました。

(2)しかし、3月27日現在では、ホームページは完全に復活しています。真意は分かりませんが、控訴して争うつもりかも知れません。そうだとすれば、結果が分かるまで見守るよりありません。それにしても、テレビで見る人物についての評価は難しいものです。私もいっそう慎重に判断するように努めたいと思います。(この回終り)